約 2,068,606 件
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妖々夢 レティ・ホワイトロック 橙 アリス・マーガトロイド リリーホワイト ルナサ・プリズムリバー メルラン・プリズムリバー リリカ・プリズムリバー 魂魄妖夢 西行寺幽々子 八雲藍 八雲紫 レティ・ホワイトロック 頭:初級魔法戦士ベレー カラー1:シルバー / カラー2:シルバー体上:神官のほうい上 カラー1:バイオレット / カラー2:シルバー体下:いやしのズボン カラー1:バイオレット / カラー2:シルバー足:退魔のくつ カラー1:シルバー画像協力:テトフミィ さん 橙 頭:初級魔法戦士ベレー カラー1:ジャングル / カラー2:ジャングル体上:ウェスタンブラウスカラー1:レッド / カラー2:レッド体下:ウェスタンスパッツ足:スターシューズ画像協力:こいし さん アリス・マーガトロイド 体上:ウェスタンブラウス メインカラー:ブルー体下:みかわしの服下 メインカラー:ブルー / サブカラー:レッド足:サフランブーツ リリーホワイト 頭:くすしのぼうし カラー1:ピュアスノー / カラー2:レッド体上:いやしの服 カラー1:ピュアスノー体下:きぬのローブ下 カラー1:ピュアスノー / カラー2:ピュアスノー足:武闘家のくつ画像協力:こいし さん ルナサ・プリズムリバー 頭:くすしのぼうし トップ:コアブラック / 折り返し:コアブラック体上:ウェスタンブラウス メインカラー:コアブラック体下:ウェスタンスパッツ足:ウェディのくつ:画像協力:ハルト さん メルラン・プリズムリバー 頭:くすしのぼうし トップ:ピンク / 折り返し:ピンク体上:いやしの服 メインカラー:ピンク / ラインカラー:ダークグレー体下:新兵支給こしだれ メインカラー:ピンク / ふちどりライン:ダークグレー足:武闘家のくつ リリカ・プリズムリバー 頭:くすしのぼうし トップ:レッド / 折り返し:レッド体上:ウェスタンブラウス メインカラー:レッド / バンド:レッド体下:ウェスタンスパッツ カラー1:レッド足:スターシューズ メインカラー:レッド 魂魄妖夢 頭:ステージリボン バンド:バニラ / リボン:コアブラック体上:ウェスタンブラウス メインカラー:あさぎ体下:サフランローブ下 スカート:あさぎ / こしまき:あさぎ足:ロリータシューズ しまもよう1:ピュアスノー / しまもよう2:ピュアスノー画像協力:ようむ さん 西行寺幽々子 頭:サフランハット カラー1:アイスブルー / カラー2:バニラ体上下:さくらのゆかた カラー1:アイスブルー / カラー2:グレーブルー足:優美なぞうり 八雲藍 頭:みかわしのぼうし メインカラー:ピュアスノー体上:ホーリーローブ上 メインカラー:ピュアスノー / サブカラー:ブルー体下:ホーリーローブ下 メインカラー:ピュアスノー / サブカラー:ブルー足:神官のくつ メインカラー:バニラ 八雲紫 頭:ピクシーキャップ カラー1:ピュアスノー / カラー2:ピュアスノー体上:ローラ姫のドレス上 カラー1:アメジスト / カラー2:ピュアスノー体下:ロリータドレス下 カラー1:アメジスト腕:ローラ姫のてぶくろ カラー1:ピュアスノー足:合唱隊のニーハイ カラー2:アメジスト傘:魔女の日傘画像協力:こいし さん
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盾 レシピ名 素材 入手場所 備考 こうらの盾 うろこの盾×1べっこう×1 ツォのはま はがねの盾 てつの盾×1てっこうせき×1まりょくの土×1 ダーマしんでん キトンシールド ライトシールド×1ネコずな×1 ベクセリア キャットガーダー キトンシールド×1ネコずな×2 ベクセリア プラチナシールド ライトシールド×1プラチネこうせき×1ヘパイトスのひだね×1 アタマ レシピ名 素材 入手場所 備考 はがねのかぶと てつのかぶと×1てっこうせき×1まりょくの土×1 ダーマしんでん プラチナヘッド てっかめん×1プラチナこうせき×1ヘパイトスのたね×1 おしゃれなバンダナ バンダナ×1ちょうネクタイ×1 ツォのはま しっぷうのバンダナ おしゃれなバンダナ×1はやてのリング×1 ツォのはま うさみみバンド ヘアバンド×1うさぎのおまもり×2 ツォのはま ねこみみバンド ヘアバンド×1ネコずな×2 ベクセリア けがわのフード 皮のぼうし×1まじゅうの皮×1やわらかウール ベクセリア とんがりぼうし 皮のぼうし×1まじゅうのツノ×1 カラコタ橋 きんのかみかざり ぎんのかみかざり×1きんのゆびわ×1きんのブレスレット×1 ツォのはま スライムヘッド とんがりぼうし×1スライムゼリー×3 ベクセリア はねかざりバンド ヘアバンド×1かぜきりのはね×2 ツォのはま ハンターぼうし とんがりぼうし×1やわらかウール×1まじゅうの皮×1 カラコタ橋 ぬくもりのシャブカ けがわのフード×1うさぎのおまもり×1やわらかウール×1 カラコタ橋 きんのサークレット サークレット×1きんのゆびわ×1きんのブレスレット ツォのはま まじょのターバン ターバン×1ガマのあぶら×1へびのぬけがら×1 カラコタ橋 かげのターバン ターバン×1よるのとばり×2 カラコタ橋 バタフライマスク サークレット×1ちょうのはね×2あやかしそう×2 セントシュタイン城下町 クエスト パピヨンマスク バタフライマスク×1よるのパピヨン×1あやかしそう×3 ビーバーハット はねぼうし×1はねかざりバンド×1まじゅうの皮×3 カラコタ橋 からだ(上) レシピ名 素材 入手場所 備考 ハードスケイル うろこのよろい×1うろこの盾×1へびのぬけがら×1 はがねのよろい てつのよろい×1てっこうせき×1まりょくの土×1 ダーマしんでん カメのこうら てつのむねあて×1べっこう×1緑のコケ×1 ツォのはま トータスアーマー カメのこうら×1べっこう×2緑のコケ×2 ツォのはま プラチナメイル ゴールドメイル×1プラチナこうせき×1ヘパイトスのひだね×1 しゅぎょうぎ上 けいこぎ上×1ぶどうエキス×1 ベクセリア けがわのポンチョ レザーマント×1まじゅうの皮×3 ベクセリア かくれみの服 みかわしの服×1みかわしそう×2やわらかウール×1 ベクセリア スライムの服 はでな服×1スライムゼリー×3 ベクセリア ノーブルなマント ビロードのマント×1ちょうネクタイ×1ひかりの石×3 ベクセリア けんぽうぎ上 しゅぎょうぎ上×1ぶどうエキス×1まじゅうの皮×2 ベクセリア けがわのベスト けがわのポンチョ×1まじゅうの皮×3 ベクセリア ヒュプノスガウン やすらぎのローブ×1ゆめみの花×3やわらかウール ベクセリア ウデ レシピ名 素材 入手場所 備考 はがねのこて てつのこて×1てっこうせき×1まりょくの土×1 ダーマしんでん 皮のてぶくろ ぬののてぶくろ×1まじゅうの皮×1 ベクセリア からだ(下) レシピ名 素材 入手場所 備考 皮のこしまき ステテコパンツ×1まじゅうの皮×1 ベクセリア しゅぎょうぎ下 けいこぎ下×1ぶどうエキス×1 ベクセリア はがねのひざあて てつのひざあて×1てっこうせき×1まりょくの土×1 ダーマしんでん しんぴのズボン まどうのズボン×1ひらめきのジュエル×1やわらかウール×2 ベクセリア けんぽうぎ下 しゅぎょうぎ下×1ぶどうエキス×1まじゅうの皮×2 ベクセリア 足 レシピ名 素材 入手場所 備考 エンジニアブーツ 皮のブーツ×1まじゅうの皮×1 はがねのグリーブ てつのグリーブ×1てっこうせき×1まりょくの土×1 ダーマしんでん すてきなサボ 木のくつ×1うるわしキノコ×1 ピンヒール ハイヒール×1あみタイツ×1 クインヒール ピンヒール×1ロイヤルバッジ×1 むまのサンダル まどうしのサンダル×1ゆめみの花×3うるわしキノコ×2
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※オリ設定の垂れ流し ある日、俺は最近庭先でよく見かけるゆっくりまりさにずっと気になていたことを尋ねてみた。 「なあ、まりさ?」 「ゆぅ?なあに、おにいさん!」 「お前ら、なんで帽子がないとゆっくり出来ないんだ?」 「ゆっくりできないものはゆっくりできないんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 まあ、なんだ。予想通りの回答だな。 しかし、こんなところでめげるくらいなら最初から質問なんてしない。 と言う訳で・・・俺はさっさとまりさを回収すると帽子を引っぺがし、透明な箱に放り込んだ。 誤解の無いように言っておくが、透明な箱に入れたのはお帽子のほうである。 まりさは飼育用のケージにでも放り込んでおこう。 「ゆゆっ!おにーさん、まりさのおぼうしさんかえしてね!」 「やだ」 「ゆえーん!どうしていいじわるするの!?」 「知的好奇心」 「はやくおぼうしさんかえしてね!ぷくうううううううう!!」 まりさは飼育ケージの中でぷくぅ!と頬を膨らませている。 が、当然怖くもなんともない。 その日は、まりさのケージにゆっくりフードを置いて、とっとと眠りについた。 翌朝。 目を覚ました俺がまりさの様子を見ると、とても気だるそうにしていた。 「どうした、まりさ?」 「お、おにー・・・さん。はやく、おぼうしさん・・・かえしてね?」 昨日のように声を張り上げることも荒げることもせず、今にも泣き出しそうな表情で懇願するまりさ。 しかし、ここでやめるくらいなら最初からこんな実験はしない。 もちろん、個体識別の話は俺も知っているが、日頃単独行動で身よりもないらしいこいつにどれほどの意味があるのか? 今、俺が知りたいのはその他にもゆっくり出来なくなる要因があるのではないかという話だ。 「なあ、まりさ?」 「ゆっ・・・おぼうしさん、かえしてくれるの?」 「それはない。ところで、この家には俺とお前しかいないのにどうして帽子がないとゆっくり出来ないんだ?」 「そんなのわからないよ・・・でも、おぼうしさんがないとゆっくりできないんだよ・・・」 まあ、ゆっくりの言語能力じゃあ聞き取り調査は無理か。 こいつらに自分たちの成り立ちを科学的に解明しようなんて意欲があるとは思えないし。 そもそも、こいつらには科学って概念が存在しやしないのだから。 「そうか。じゃあ、調査は続行だな」 「ゆぅぅぅ・・・おに゛ーざぁん、おでがいだよぉ・・・ばりざ、ゆっぐぢしだいよぉ・・・」 「知らん」 取り合えず餌だけおいて家を出た。 帰宅後も簡単な聞き取りと観察、餌の世話だけしてさっさと布団にもぐりこんだ。 更に翌朝。 今日も今日とてまりさの様子を見てみると、目に見えて衰弱していた。 いや、衰弱とは少し違うかもしれない。人間の作ったフードを食べているまりさの肌はもちもちである。 髪も目も、明らかに野生に居たころとは比べ物にならないほど健康的で美しくなっている。 「ゆぅ・・・お、おにぃ・・・さん?」 「ゆっくりしていってね」 「ゆっ・・・ゆっくり、していってねぇ・・・」 が、こんな状態になってもゆっくりとしての本能は失われていないらしい。 まあ、そのうち慣れるだろう。そう判断した俺は餌をおいて今日もさっさと家を出た。 まりさはずっと・・・ 「おぼうしさぁん・・・」 「おぼうしさん、ないと・・・ゆっくりできないぃ・・・」 「ゆっくりしたいよー」 「おにぃさぁ・・・ゆっくりさせてよー」 などと涙をぽろぽろこぼしながら力なく呻いていたが、構うことはしなかった。 そして、これが俺とまりさの最期の会話になった。 「まりさ?」 「・・・・・・・・・」 家に帰った時、飼育ケージの中にはまりさの姿がなかった。 代わりにケージの中にはバスケットボール大の饅頭がひとつ。もちろん、口も顔も見当たらない。 「ふむ・・・?」 なんだか良く分からないが、取り合えず俺はそこにあったでかい饅頭を切ることにした。 でかくて面倒臭かったが、所詮は饅頭。これといった苦労も無く真っ二つ。 中はいたって平凡な餡子があるだけだった。 唯一つ、平凡でないところを上げるとすれば、大きな空洞が一箇所存在することくらいだろう。 「これは・・・まりさの口のあった場所か?」 じっくりと観察を続けて、その空洞は間違いなく元まりさの口であると確信した。 付け加えるならば、この饅頭がまりさであることも同時に確信した。 「・・・もしかして」 ある結論に至った俺はずっと箱に封印しておいた帽子を持って来た。 そして、少し萎れてしまってはいるが別段異常はないそれは、元まりさの饅頭の乗せてみる。 もちろん、2つに分けた切断面をくっつけた状態で(ただし、面倒だったので小麦粉による修復は無し)。 すると、帽子はみるみるうちに瑞々しさ?を取り戻した。 「おおぉ!?」 それからおよそ1分後。 いつの間にか巨大饅頭には目と口が出現し、一瞬にして髪が生えてしまった。 それは紛れも無くあのまりさだった。 「ゆゆっ!ゆっくりゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」 そうして復活したまりさは、挨拶を済ませる前に絶叫した。 そして、「もっとゆっくりしたかったよ・・・」とだけ言い残して永遠のゆっくりへと旅立っていった。 ・・・きっと、切断面を修復しなかったのが死因なのだろう。まりさ、ごめん・・・。 その後、仕方ないので帽子を自分で被ってみたが、これといった変化は見られなかった。 他にも犬や牛、キャベツにも被せてみたが、やはりこれといった変化は無い。 「なんなんだろうな・・・この帽子?」 何にせよ、調べても面白い結果は得られなさそうだ。 そう思った俺は、玄関先のバスケットボールの上にそいつを乗っけておいた。 「・・・・・・おいおい、マジかよ」 数分後、玄関先から物音が聞こえてきたので様子を見に行ってみると涙目になっているバスケットボールそっくりのまりさの姿があった。 「ゆっくりしていってね」 「んんっ・・・・・・・・・!」 どうやら、饅頭と違って硬いバスケットボールでは思うように喋れないようだ。 それに、硬さと丸みのせいで思うように動くこともままならないのだろう。 口同様に思うように開くことの出来ない大きな双眸から、助けてくれといわんばかりに涙が溢れていた。 どうして口から空気が抜けないのかは・・・もう考えるのが面倒臭かったので突っ込まない事にした。 その後、更に色々調べた結果、ゆっくりの飾りはある程度の丸みを帯びた無生物限定の寄生生物であることが判明した。 ただし、記憶のほうは寄生先に宿るらしく、バスケットボールまりさは俺のことを覚えていはいなかった。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ このネタはユユー氏の『飾ゆ』を読んだ時に閃いたネタです。 氏にはこの場を借りてお礼を申し上げさせていただきます。 実はお帽子は元々はどこか別の星の無機生命体に寄生する生き物。 それが何の因果か地球に来ることになってしまい、環境への適応を余儀なくされる。 有機生命体には何故か寄生できず、無機生命体より栄養価の高い有機物でも流石に生涯分の糧にはならない。 そんな中で編み出された生存の為の策が・・・有機物を擬似生命体にすることで栄養を溜めさせるというものだった! ゆえに現在地球にいるお帽子には「有機・無機を問わず無生物に寄生し、擬似的な生物にする」能力が備わっている。 なんてイミフな裏設定は特にない。 byゆっくりボールマン
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該当モンスター スライム ホイミスライム メタルスライム べホマスライム しびれくらげ はぐれメタル キングスライム スライムベホマズン 装備 武器 名前 攻撃力 特殊効果 名前 攻撃力 特殊効果 どくばり +1 1ダメージを与えるまれに敵の急所を突く キラーピアス +35 同じ相手を2回連続で攻撃一撃のダメージは通常と同じ とがったホネ +6 ほのおのブーメラン +65 敵全体を攻撃する いしのキバ +12 あくまのツメ +90 時々敵を猛毒に冒す ブーメラン +15 敵全体を攻撃する オリハルコンのキバ +115 やいばのブーメラン +25 敵全体を攻撃する メタルキングのけん +130 はがねのキバ +35 鎧 名前 守備力 特殊効果 名前 守備力 特殊効果 さまようよろい(呪) ー 攻撃力69、守備力54、素早さ43で固定する けんじゃのローブ +55 メラ・ギラ・ヒャド・バギ-15 ただのぬのきれ +3 オラクルやののれん(名産品) +50 ターン終了時にHPが10~15回復する ステテコパンツ +15 みずのはごろも +55 メラ・ギラ・炎-25 スライムのふく +20 まほうのよろい +60 メラ・ギラ・ヒャド・バギ-10 カメのこうら +33 メタルキングよろい +95 ふしぎなボレロ +37 呪文を受けるとまれにMPが回復 盾 名前 守備力 特殊効果 名前 守備力 特殊効果 おなべのふた +2 みかがみのたて +55 メラ・ギラ・炎-15 マジックシールド +22 メラ・ギラ・炎-7 メタルキングのたて +70 ザキ・マヌーサ・ラリホー・メダパニの効く確率を1/2 兜 名前 守備力 特殊効果 名前 守備力 特殊効果 とんがりぼうし +3 かぜのぼうし +28 道具:最後に訪れた町や城の入り口に戻る かいがらぼうし +7 しあわせのぼうし +35 歩くとMP回復 シルクハット +20 メタルキングヘルム +70 装飾品 名前 効果 名前 効果 ほしふるうでわ すばやさ2倍 メガンテのうでわ 力尽きるとメガンテが発動 ビアンカのリボン かしこさ+10 エルフのおまもり ザキ・マホトーン・ラリホー・メダパニの効く確率を1/4 きぼりのめがみぞう(名産品) うんのよさ+15
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はじめに すれ違い通信 いつの間に通信 フレンド 注意点 プロフィールカード PVコメント機能テキストコメント ピクトコメント マイコレオ マイフレーズ でらっくすでの新要素について はじめに ソフトで初めて画面を開いた時にも表示されますが、PVコメントやプロフィールカードで書き込む事ができるコメントには、 各キャラクターや楽曲の非難中傷(ひなんちゅうしょう、つまり「わるぐち」のことです)はもちろん、 個人を特定できる情報の書き込みはやめましょう。SEGAの中の人はとある動画で言いました、ねんどろミクさんたちがかわいそうだから、けんかはしないでね。(´・ω・`)と。ミライタウンはねんどろミクさん達全員を愛でる場です。仲良くね! すれ違い通信 すれ違い通信を登録するとすれ違い通信が行われる。 すれ違い通信が成立すると、必ずプロフィールカードが交換される。 自分が送信するプロフィールカードのデータに、マイコレオ・マイフレーズ・PVコメントのデータを付属できる。それぞれ、送信するかどうか選択できる。マイコレオ・マイフレーズ・PVコメントはそれぞれ、自分が送信をしないように設定しても、受信は行われる。 mirai1では、「PVに最低一曲以上コメントを付けないとすれ違いが発生しない」という仕様だったが、mirai2以降はそうではない。 いつの間に通信 いつの間に通信を登録するといつの間に通信が行われる。 3DSのフレンドや、一度すれ違い通信を行った相手と、その後、いつの間に通信でもデータの送受信が行われる。 すれ違い通信が行われる時とほぼ同様の、データの送受信が行われる。 すれちがい通信中継所でAさんがBさんのデータを一方的に受信すると、AさんBさん両方にwifi環境があるなら、約二日後に、AさんBさん両方のゲーム内でプロフィールカードが更新される。BさんのところにもAさんのプロフィールカードが現れる。「すれ違ってない人からいつの間に通信でプロフィールカードが送られてきた。3DSフレンドではない。何故?」という時は、その人はすれちがい通信中継所であなたのデータを受信した人です。 PVの他の人から受信したコメントを削除し、そのコメントを書いた人といつの間に通信でプロフィールカード更新を続けていると、そのコメントを再び受信しコメントが復活する可能性がある。 ある人のプロフィールカードを削除し、その人があなたのプロフィールカードを残していると、いつの間に通信でその人のカードが復活する可能性がある。受け取りたくない人のカードは受信拒否にしましょう。 フレンド 3DSに登録されている「フレンド」がmirai2のソフトを所有している場合、ミラポや海外旅行のチケットを貰える事がある。 インターバルは毎週日曜。 注意点 リズムゲームプレイ時とPV鑑賞時は、3DSが重たい処理を行うため、すれ違い通信が機能しない模様。 プロフィールカード プロフィールカード編集では、ポーズ(45個から選ぶ)、キャッチコピー、ひとこと(16文字まで)、カードデザイン、キラキラ加工の編集と、 マイコレオ・マイフレーズ・PVコメントをそれぞれ送信するかどうか、の設定をできる。 送信されるプロフィールカードのキャラと衣装は、最後にセーブした時のキャラと衣装になる。設定で固定することはできない。 すれ違い通信で入手したカードには緑色の「!」マークが、いつの間に通信で入手したカードには青い「!」マークがつく。 保存されるプロフィールカードは200枚まで。それ以上入手すると古いものから消えていく。大切な人のカードは保護しておこう。 受信日時・ユーザー名・データシールでぞれぞれ、並び替えられる。 PVコメント機能 PVシアターで書き込んだコメントは、すれ違い通信(といつの間に通信)で交換できる。 自分がコメントをしていない曲のコメントも受信できる 送信されるコメントはランダムに選ばれる 一度に送信されるコメントは、複数の曲から送信されることも、1曲から2つ以上のコメントを送信することも、ある模様(要検証)。 mirai1では、「自分がコメントしている曲の中から最大10曲ランダムに選出され、各曲1コメントまで(合計10コメント)」という仕様だったが、mirai2以降では仕様が色々変更されている。 同じ人とすれ違いデータを送受信し、既に受信しているコメントを再受信してもコメントは追加されない 相手がどのコメントを受信しているかはチェックしていないため、受信していないコメントがあったとしても送信されるかどうかはランダムで決まる リズムゲームの曲リストで、まだチェックしていないコメントがある曲には赤い吹き出しマークが、チェック済みのコメントがある曲には灰色の吹き出しマークが付く。 テキストコメント PV鑑賞中に書き込み可能。1コメント16文字まで、数字は利用に制限あり。@は利用不可能。 コメント色変更、コメントサイズ変更、コメント位置指定、フォントの影有無指定が可能。前作と違いミラポは消費しない。 ピクトコメント PV鑑賞中に書き込み可能。1コメント16枠まで。通常の文字の入力は出来ない。前作と違いミラポは消費しない。 全80種(前作のマスターブックに誤って記載されていたゴースト、温泉マーク、口紅のピクトも含まれる)。 なお、今作ではバナーピクトは存在しない模様。 マイコレオ マイコレオを送受信できる。 受信したマイコレオはダンススタジオで見れる。ダンススタジオで5つまで保存できる。 受信したマイコレオにコレオカードが使われている場合、その中からランダム(?)で、コレオカードを入手できる(要検証)。 マイフレーズ マイフレーズを送受信できる。 マイルームでピアノのアイコンをタッチすると「うたのお時間」モードになり、マイフレーズを作ることができる。 受信したマイフレーズは、コピーして、アラームの音に設定することができる。 でらっくすでの新要素について でらっくすを始める際に、mirai2のプロフィールカードを引き継ぐことができる。引き継いだmirai2のカードの中に、でらっくすをプレイ中の人がいれば、その人のカードを新しいカードとして受信する。 mirai2で自分が書き込んだコメントは、引き継ぐと、他人が書き込んだコメントと同様の扱いになる。なので、そのコメントはでらっくすをプレイ中の相手に送信されることはない。 mirai2では、自分のコメントを保護すると相手に保護された状態で送信されてしまうという不具合があったが、でらっくすでは改善された。 情報収集用コメントフォーム 名前 コメント すべてのコメントを見る
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09年01月22日 お題 「ボンテージファッション」 インナー/ AZUSAオールレースキャミソール トップス/ AZUSA前開きサテンキャミソール アウター/ RavenCandleゴシックコート パンツ/ AZUSAホットパンツ ぼうし等/ chモードミリタリーキャップ てぶくろ/ Jack-tarレースアップ長てぶくろ くつした/ AZUSA網タイツガーターベルト くつ/ sopranoレースアップピンヒール トップス/Jack・tar/あみ上げパンクビスチェ アウター/Raven Candle/すそレースゴスロリコート スカート/Jack・tar/チェーン付きフレアミニ ぼうし等/Ch/モードミリタリーキャップ ネックレス/Jack・tar/ロックネックレス てぶくろ/Raven Candle/ゴシックレースてぶくろ くつした/Jack・tar/あみあみガーターベルト くつ/AZ・USA/エナメルピンヒールブーツ インナー/AZ-USA/ヒョウがらホルター パンツ/AZ-USA/レオパードショートパンツ ぼうし等/AZ-USA/ヒョウがらヘアバンド ネックレス/Jack-tar/ニードルネックレス てぶくろ/Jack-tar/レースアップ長てぶくろ くつした/AZ-USA/あみタイツガーターベルト くつ/Soprano/かわマットハイヒール インナー/AZUSA オールレースキャミソール トップス/AZUSA フリルレースアップキャミ スカート/AZUSA チェーンマイクロミニ ぼうし等/Jack-tar パンクミリタリーキャップ ネックレス/Jack-tar ニードルネックレス てぶくろ/Jack-tar パンクボーダー長てぶくろ くつした等/Jack-tar あみあみガーターベルト くつ/TERSE サイドボタンブーツ トップス/Jack-tar ベルトレザービスチェ アウター/AZ・USA フェイクファーベスト パンツ/AZ・USA レオパードショートパンツ ぼうし/Jack-tar パンクミリタリーキャップ ネックレス/Jack-tar ニードルネックレス てぶくろ/Ranunculus てぶくろでござる くつした/AZ・USA あみタイツガーターベルト くつ/AZ・USA エナメルピンヒールブーツ トップス/Jack ベルトレザービスチェ 黒 スカート/Sop すそレースタイトミニ 黒 眼鏡等/Ch ザマスサングラス 紫 頭/Ch モードミリタリーキャップ 赤紫 首/Raven ゴシッククロスネックレス 黒 手袋/ラナン てぶくろでござる 靴下等/Jack スパイダーガーターベルト 紫 靴/Sop かわマットハイヒール 赤 インナー/AZ-USA ヒョウがらホルター トップス/Jack-tar ベルトレザービスチェ パンツ/Raven Candle サイドレースアップパンツ 帽子/Ch モードミリタリーキャップ 手袋/Jack-tar レースアップ長てぶくろ 靴下/plain cloth シンプルストッキング 靴/Soprano かわマットハイヒール ネックレス/Jack-tar ニードルネックレス トップス / AZ レースセクシービスチェ 12269 スカート / AZ デニムマイクロミニ 12784 メガネなど / AZ ラインストーンサングラス 04142 ぼうしなど / AZ モードミリタリーキャップ 04073 ネックレス / jack-tar ニードルネックレス 01973 てぶくろ / raven candle ゴシックレースてぶくろ 02328 くつしたなど / AZ あみタイツガーターベルト 06464 くつ / AZ エナメルピンヒールブーツ 03705 トップス/AZ・USA ヒョウあみ上げホルター パンツ/AZ・USA レオパードショートパンツ 帽子/Jack-tar パンクミリタリーキャップ 手袋/Jack-tar レースアップ長てぶくろ 靴下/Ch ニーハイストッキング くつ/AZ・USA エナメルピンヒールブーツ トップス アズウサ デニムキャミソール スカート アズウサ デニムマイクロミニ ストッキング Ch ニーハイストッキング くつ soprano かわマットハイヒール 本当はタイトロングが欲しいけどないからこれ。 ポイントはスリットから見える生足と赤いブーツ。 インナー アズウサ ヒョウ柄ベアトップ アウター Jack-tar パンクベルトジャケット スカート アズウサ デニムタイトロング くつ セシルマクビー タッセルブーツ
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初投稿&長いお話で申し訳ありませんが、以下の注意点を読んでお進みください。 ・この作品には、非常に頭の良いゆっくりが登場します。 ・独自の設定が多分に含まれている可能性があります。 ・愛ででも虐待でもない、ゆっくりを扱った物語です。 以上のことについてご了解いただけない場合は、不快な思いをする可能性があるため、 作品を読むことをおすすめいたしません。 なお作者はほかのSSをほとんど読んでいないので、ネタ被りなどがもしあった場合でも 気づいていない可能性があります。 もし感想を頂けるのであれば、その点に関してはこっそりと指摘していただければ幸いです。 それではお目汚しな点も多々ありますでしょうが、どうか楽しんでいただけたら幸いです。 ゆっくりしていってね! -------------------------------------- ここはとある”ゆっくり”の住む森。 ここにはゆっくりにとって、たくさんの食糧があり、気候も穏やか。 まさにゆっくりの楽園ともいえる環境で、多くの個体、多くの群れがゆっくりと幸せに日々を過ごしていた。 そんな森の一角に、今まさにふしあわせに息を引き取ろうとしている一匹の”ゆっくりまりさ”がいた。 「ゆっ…ゆっ…だれか…たす…」 声はかすれ、体も髪もお飾りもぼろぼろ。 その額からは植物型にんっしんっの証である茎が何本も生え、一つ一つに様々な個体がついていて 一目でしゅうっだんっれいぷされたものとわかる。 命からがら逃げてきたものの、もうあんよもぼろぼろ、余命いくばくも残されてはいないであろうまりさ。 それでもまりさは、最後の希望を求めて、ずーりずーりと、命を燃やして這いずっていた。 そしてまりさの命の灯が燃え尽きようとするその瞬間。 「なんだ、ずいぶん汚いゆっくりだな」 「ゆ…?」 まりさが疲労であまり見えない目を凝らすと、いつの間にかまりさの前に、大きな影が立っていた。 「にん…げん…さん?」 まりさが力無い声でそう尋ねると、目の前の影が 「そうだ、人間だ」 と、答えた。 まりさはまりさのおとうさんに、まりさがまだほんの小さいときに教えてもらったことを思い出した。 (にんげんさんは、すごくおおきくて、つよいんだよ、まりさたちのできないことがなんでもできるんだよ) (でもにんげんさんはこわいんだよ、もしであってもぜったいにさからっちゃいけないよ) どうせこのままでは死ぬのだ、まりさは自分の体に残った、最後の最後の力を振り絞って、叫んだ。 「おねがい…します!にんげんさん!どうか…まりさをゆっくりさせてください!」 しかし影は残酷だった。 「だめだ、それは出来ない、第一人間の俺が小汚いゆっくり一匹助けて何の得があるというんだ」 そんな!まりさは絶望した。 人間はなんて心の狭いゆっくりできない生き物なんだ。 だけどまりさは、叶わないとわかりながらも願わずにはいられなかった。 「おねがいじばず!まりさはどうなってもかまいません!せめてあかちゃんだけでもゆっくりさせてあげてください!」 その言葉に影が反応した。 「…その言葉は本当か?」 「ゆ…?」 「お前はどうなっても構わない、というのは本当か?」 「ほんとうです!」 まりさは心の底からそう思っていた。 どうせこのままでは死ぬのだ、ならばせめて、これから生きる命に精一杯ゆっくり生きてほしかった。 たとえれいぷされて生まれた子だとしても、まりさの大切な赤ちゃんなのだ。 「じゃあ、一匹だけだ、一匹だけ幸せにしてやろう」 「そんなっ」 「だめだ、選べなければ俺はこのまま立ち去る、なんならチビもろともお前をつぶしていってやっても構わないが…」 たしかにそれもゆっくりできるかもしれない。 いっそ苦しみの中で死ぬのならば…そのような考えがよぎりはしたが、 赤ちゃんの前にもたらされた一筋の光に、まりさはすがりたかった。 「わかりました…じゃあ、まりさとおなじ…まりさのあかちゃんを…」 まりさには、確信があった、たくさんの茎の中に一匹だけ実ったまりさ種、この赤ちゃんは特別だ。 ほかのれいぷされてできた個体とは違う何かを感じていた。 「いいだろう」 そういうと影は、ぬっと手をのばして、まりさ種が一匹だけ実っている茎を除き、すべてを引き抜いた。 「いだぁああああ!!!!」 中枢餡が引き裂かれるような痛みにまりさは気を失いそうになる。 引き抜かれ打ち捨てられた茎に実った個体は、すでに黒ずみ、早くも短すぎるゆん生に幕を下ろしていた。 影がひょいとまりさを抱き上げる。 「ではまりさ、赤ん坊の幸せと引き換えに、お前には、まりさをやめてもらう」 「ゆゆ…?」 まりさにはその言葉の意味がわからなかった。 しかしそんなまりさの反応をよそに、影はつづける。 「もし約束が守れないならば、お前は勿論赤ん坊の命も無いものと思え、 これがお前の赤ん坊、そしてお前の命を救う条件だ」 影はそういうとまりさを抱き上げたままゆっくりと歩き出した。 それでもまりさから見れば、群れ一番あんよが早かったちぇんの走りよりもずっとずっと早く感じた。 「わかり…ました…」 自分が約束を守りさえすれば、きっと人間さんはまりさを…あかちゃんをゆっくりさせてくれるだろう。 確信はできないけれど、きっと信じていれば叶う、そんな気がした。 まりさは、薄れゆく意識の中 ”かみさまがいるならきっとにんげんさんみたいなそんざいなんだろう” ゆっくりと、そうおもった。 まりさは目をとじる、辛かった出来事がゆっくりとまどろんでゆく。 そして一匹の”まりさ”の一生が、終わった。 -------------------------------------- 「おはようございます、おじょうさま」 「おはよう、ばあや」 今日も実にゆっくりとした挨拶ができた。 まりさは、いや、今は『ばあや』と呼ばれている『まりさ』だったゆっくりは、実に幸せに日々を過ごしていた。 あの日まりさが目を覚ますと、体にできていた無数の傷はすべて癒えていた。 まりさがいたのは今まで暮らしていた森ではなく、人間の住む家の一室だった。 はっきりと見えるようになった目で辺りを見渡すと、一人の男がまりさの方を見ていた。 この男が、まりさを助けてくれた”影”の正体だったのだ。 まりさが自分の頭に赤ちゃんの実っていた茎が無いことに気づき、男に尋ねると 男はすでに赤ん坊は生まれ、最高の環境で暮らしている、と説明を受けた。 一緒に暮らせないことは少々不満ではあったが、それでも赤ちゃんが幸せならば、それでいいとまりさは思った。 それからまりさは、男からいくつか質問を受け、それにゆっくりと答えて言った。 まりさはある群のゆっくりの中では、賢い個体だった。 というのも、おとうさんまりさ曰く、まりさのおとうさんのおとうさんのずーっとまえのおとうさんに その昔人間に買われていた飼いゆっくりで”きんばっちさん”という最高にゆっくりしているゆっくりがいたというのだ。 そのおかげでまりさの家族は、とても賢いゆっくりが多く、群の中でも頼りにされる存在だった。 しかしあの日、まりさが長をしていたぱちゅりーに反対的な意見をしたことがきっかけで反感を買い、 罰として家族全員、あるものは殺され、あるものはれいぷされたという。 そしてまりさは隙を見て逃げ出したはいいものの、頼るものも無く、森をさまよっていたところ、 男に発見された、ということだった。 最後に男は一つ確認の意味をこめてもう一度まりさに聞いた。 ---赤ちゃんの幸せのためなら全てを無くす覚悟があるか? まりさはそれに力強く頷いた。 元々死ぬところを助けてもらったのだ、今更何が起こっても怖くはない。 それどころか、まりさは赤ちゃんをゆっくりさせてくれる約束を守ってくれるなら、殺されても構わないとさえ思った。 そして男に飾りのおぼうしを奪われ、大好きだったおさげさんを切られ、 まりさは、『まりさ』であることを辞めさせられ、ただの『ゆっくり』になった。 それから長い長い時間、人間の時間にすると一か月ほど、 まりさは普通のゆっくりでは考えられないような訓練を受けた。 男の指導のもと、本を読み、文字を覚え、 ”ゆっくり”の本能を捨て、人間の常識を叩き込まれた。 元々賢い個体であったまりさは、見る見るうちに人間のパートナーとして恥ずかしくないような、 そんな人間の都合のいい『ゆっくり』になることができた。 訓練の内に、まりさは男のことを『ご主人さま』と呼ぶようになった。 そして訓練が終わった日、男はまりさにある命令をした。 「これからお前はある一人の”人間”の世話をしてもらう、お前にはそれだけの知識と知恵を与えたつもりだ」 そして通された部屋、男の住む家の中で、まりさがまだ入ったことがなかった部屋。 部屋の中には一人の少女が、ベッドの上に座っていた。 それがまりさと少女の出会いだった。 流れるような金色の髪、線の細い体、絵にかいたような美少女であった。 「まあ、かわいらしいお客さん、お父様、その子はだあれ?」 『お父様』と呼ばれた『ご主人さま』は、まりさを抱えあげて答えた。 「いつもいい子にしている『マリサ』に、お友達を連れてきてあげたよ」 ”マリサ”という単語にまりさはビクッと身を震わせた。 既に捨てたはずの自分の名前を呼ばれたのだ、しかしご主人さまの言葉に少女がゆっくりとほほ笑むのを見て、 あぁ、この子の名前が『マリサ』なのだ、とまりさは理解した。 「ねぇお父様、この子の名前は?」 「名前はまだ無いんだ、マリサがつけてやってくれ」 マリサは少しの間考えると、華が咲いたような笑顔をまりさに向けた。 「『ばあや』って呼んでもいいかしら、 この前読んだ絵本に出てきたお姫様のメイドさんがそう呼ばれていたのよ 私、あんなかわいいお姫様にあこがれているの」 「そうか、じゃあお前は『ばあや』だ、マリサと仲良くしてやってくれ」 男がそう言ってまりさをマリサに渡す。 この瞬間、まりさは『ただのゆっくり』から『ばあや』になった。 「よろしくね、ばあや」 「おじょうさま、ゆっくりよろしくおねがいします!」 マリサの胸に抱かれながらまりさは今までのゆん生の中で今が最高の瞬間だと感じることができた。 こうしてまりさの『ばあや』としてのゆん生が始まった。 まりさの仕事は単純なものだった。 朝起きると、マリサのいる部屋の人間用のドアの横にあるゆっくり用の扉から部屋に入り、マリサを起こす。 口で櫛を咥えてマリサの綺麗な髪の毛をとかすのが、まりさの日課だった。 そして一人と一匹は、男の作った手料理を食べ、ゆっくりとした時間を、 おしゃべりをしたり、一緒に本を読んだりして過ごした。 まりさはマリサに抱きかかえられて、髪をなでられながらゆっくりお話をするのが大好きだった。 まりさとマリサはすぐに打ち解け、まるで昔から連れ添った家族のような関係になることができた。 「ねえ、ばあや」 「なんでしょう」 「ばあやは、なんていう『ゆっくり』なの?」 「それは…」 まりさは困ってしまった、自分はすでに『まりさ』を捨てたのだ。 「ごめんなさい、聞いちゃいけなかったかしら」 「いえ、そんなことはないんです」 まりさは、昔自分が『まりさ』だったころの話をした。 温かい家族に生まれたこと、友達と一緒に野山を駆け回ったこと。 とてもゆっくりした日々を過ごしていたけれど 『ある理由』があって、ご主人さまに拾われ、今の生活がある、ということ。 まりさがゆっくりと話終えると、マリサは『まりさ』に興味をひかれたようだった。 「ばあやは『まりさ』っていうゆっくりだったのね、でもご本でしか見たことがないけれど 『ゆっくりまりさ』はばあやと見た目が違ったはずだわ」 「ばあやはごしゅじんさまにひろわれたときに、『まりさ』をやめました、いまは『ゆっくりばあや』でございます」 「ふぅん、よくわからないわ、ばあやはオトナなのね」 そういってマリサはまりさの頭をゆっくりとなでる。 「でもマリサのお友達が『まりさ』だなんて、運命を感じちゃうわ、素敵」 マリサは窓の外を見ながら少しさみしそうに言った。 「でもいいなぁ、ばあやは、お外を走り回れるのね」 「おじょうさま?」 「私ね、足が不自由なの、だからベッドで生活してるのよ」 「そうなんですか…」 まりさはなんだか申し訳ない気持ちになって、うつむいてしまった。 「でもお父様は立派なお医者様なの、いつか私の足を治してくれるって言ってくれたわ。 だから、私が歩けるようになったら一緒にお外であそんでくれる?」 「もちろんです!」 まりさはマリサのことが大好きだった。 なんだかついこの間初めて会ったような気がしないのだ。 自分はこんなにゆっくりしているけれど、あの時別れたおちびちゃんはゆっくりしているだろうか。 もう二度と会えないかもしれないけれども、まりさはそれでもいいとおもった。 きっとご主人さまは、まりさが言いつけを守ってここで生活している限り約束は守ってくれるだろう。 そしてその生活が決して苦などではなく、むしろ幸せそのものだったのだ。 この幸せに比べれば、『ゆっくりまりさ』としてのつまらない意地… お飾りがないことや、本能を抑えることなど雑作もないことだった。 おちびちゃんに注いであげれなかった愛情を、おじょうさまに注ごう。 心の底からそう思うことができた。 そう、あの時までは。 -------------------------------------- ある日、それはほんの些細な出来事。 いつものようにまりさがマリサを起こし、 ゆっくりが扱えるように改造されたクローゼットを開けて着替えを出している時。 まりさはクローゼットの奥の方に、あるものを見つけた。 それは立派な、とてもゆっくりできるおぼうし。 ゆっくりまりさが被っている山高帽にそっくりな、とても大きなおぼうしだった。 その日一日まりさは落ち着くことができず、ずっとそわそわしていた。 あのおぼうしが気になるのだ。 大好きな絵本をマリサと一緒に見ている時も、おいしいごはんさんを食べてゆっくりしているはずの時も。 片時もおぼうしの事が頭から離れなかった。 マリサがまりさの様子を不審に思い、どうしたのかと聞いたときは 「なんでもありません、おじょうさま」 と、答えたものの、内心は全くゆっくりしていなかった。 夜も更け、まりさはマリサの部屋を出、自分の寝床に戻っても、ずっと考えていた。 おかしい、自分は『ゆっくりまりさ』であることを否定したはずなのに。 だけどあのおぼうしを被ってみたい、自分のおぼうしではないにせよ、 『ゆっくりまりさ』にとってお飾りの山高帽は時に命よりも大事な”自己の象徴”だった。 あのおぼうしのことを考えれば考えるほど、作り上げられた『ばあや』の壁がぼろぼろと崩れ 自分にはもう必要ないはずの『ゆっくり』としての『まりさ』が声をあげているような錯覚さえ覚えた。 まりさは自分の中に、酷く濁った醜いものがぐるぐると渦巻いていくように感じた。 まりさが悶々としていると、マリサの部屋から物音が聞こえてきた。 眠れないまりさは音の正体を確かめるために、なるべく音をたてないようにゆっくりとマリサの部屋の前まできた。 まりさは部屋の前で立ち止まると、扉に身を寄せて中から聞こえてくる音に集中した。 中から聞こえてきたのは、男と女の声だった、どうやら『ご主人さま』が『お嬢様』に夜の挨拶に来たらしい。 実のところまりさとマリサ、それに男の三人、この家の住人全てが同じ空間にいるのはあまり多くない。 まりさはこの機会に自分の悩みを解決してもらおうと思った。 まりさがゆっくり用の扉から静かに部屋の中に入ると、先に部屋にいた二人の視線が集中した。 「しつれいします」 「なんだ、お前か」 「あら、ばあや、どうかしたの?」 「じつは…」 まりさは昼間クローゼットの中に入っていたおぼうしを見たこと。 そしてそれが気になってしまって眠れないことを話した。 「なんだ、そんなことか」 まりさは男のその言葉が意外だった。 てっきり『ゆっくりまりさ』を捨てることを誓ったのに、おぼうしに執着してしまうことを罵られるかと思っていた。 そして、もしかしたら幻滅され、自分は捨てられてしまうかもしれない、そんな考えさえあった。 なのであっけなく、そんなこと、と言われ、まりさはつい自分の些細な願望を口にだしてしまった。 「もしよろしければ、おぼうしをすこしだけでいいので、かぶらせてもらえませんか」 その言葉を口にした瞬間、男は少し眉をひそめた、が、何も言わなかった。 やはり言うべきではなかったかもしれない。 まりさはそう思ったが、今度は今まで黙っていたマリサが口を開いた。 「いいわ、あのおぼうしはお父様が私にプレゼントしてくれたものだけど 私はかぶってお外には出られないし、ばあやが気に入ったのなら、プレゼントしてもいいのよ」 マリサはそういうと男の方を向いて 「お父様は、それでもいいかしら」 といった。 男は「マリサがそういうなら、俺は構わないよ」と言って、クローゼットから”あのおぼうし”を取り出した。 まりさは内心喜々としていた、おぼうしを貰おうなどとは思っていなかったものの、 こうも簡単に自分の願いがかなったのだ。 「ありがとうございます!」 まりさは大きく喜びの声をあげると、自分の方に歩いてくる男の方を向き、顔をあげた。 しかしその瞬間、まりさはその喜びを、いや、なんて愚かな提案をしてしまったのかと後悔することとなる。 怖い!まりさの本能が即座に警鐘を鳴らした。 まりさの目に映った男の目は、ひどく冷めた、まるで虫けらでも見るような目だった。 先ほどまでのやさしくマリサに接する男とはまるで別人のようだった。 しかし逃げ出すことは許されない。 自らが望んだおぼうしを被せてもらうという行為は、 まるで死神の振り下ろす鎌に襲われるような錯覚に変わってしまった。 まりさはギュッと目を瞑ってその時を待った。 マリサはまりさのそんな気持ちには気づくはずもなく、にこにことその様子をほほえましそうに見守っている。 そしてゆっくりとまりさの頭に、おぼうしが乗った。 「!!!!!!!!!!」 その瞬間、とても言葉にはできない感覚がまりさを襲った。 「うわあぁあああああああ!!!うぶっ!ゆげぇぇ!!!!」 あまりの混乱にまりさは口から猛烈な勢いで餡子を吐き出す。 「えっ!どうしたの!?ばあや、大丈夫!?」 マリサはあまりの突然の出来事に驚きを隠せないでいる。 しかし男は冷静に、まりさからおぼうしを取ると、おぼうしをマリサに預け、 餡子を吐き出すまりさを抱きかかえた。 「原因はわからないけれど、俺はばあやの治療をするよ」 男がそういうとマリサは不安そうな顔をした。 「ねぇお父様、ばあやは本当に大丈夫?しんじゃったりしないわよね!?」 「あぁ、きっと大丈夫さ、明日には元気になるよ、お父さんもがんばるから、マリサはゆっくりおやすみ」 男がまりさの髪をそっとなでると、マリサは「はい…」と一言だけいって、枕に頭を埋めた。 「本当に大丈夫かしら…」 マリサはまりさが豹変した原因であろう自分のおぼうしを抱きしめたまま、 男とまりさが部屋を出るまでずっと視線をはずせずにいた。 そしてゆっくりと扉が閉まる。 部屋に取り残されたのは、一人の少女と、何事もなかった静寂だけだった。 あんな出来事があった後にすぐには寝付けず、マリサは男の言いつけをやぶり、ゆっくりと体を起こした。 「お父様からもらったおぼうし…」 先ほどは”ばあやにプレゼントする”とまでいったおぼうしだったが、このおぼうしはマリサの宝物でもあった。 父から初めて貰ったプレゼントなのだ。 マリサはこのおぼうしを被って、父と外を散歩するのが楽しみだった。 ゆっくりとマリサはおぼうしを頭にのせる。 それだけでなぜか心があったかくなるような、満たされるような、不思議な心地になった。 マリサはこのおぼうしが本当に大好きだった。 それだけにまりさのあの反応には、疑問が残った。 本で読んだ知識では、『ゆっくりまりさ種』は、このおぼうしと非常によく似たお飾りをつけているはずだった。 なので、自分は『ゆっくりまりさ』だった、と教えてくれたばあやはきっと気に入ってくれるはず、そう思ったのに。 「無事でいて…」 マリサには、ただただまりさの無事を祈ることしかできなかった。 -------------------------------------- 「どうして…どうじで…」 部屋から出たあとまりさはずっとその言葉を繰り返していた。 あのおぼうしを被った瞬間まりさを襲ったもの、 それはある強烈なひとつの情報だった。 あのおぼうしは赤ちゃんのもの… 言葉で教えられたわけではない、しかしまりさははっきりとそれを確信していた。 おぼうしが教えてくれたのだ。 おぼうしを被って、おぼうしから伝わってきた、言葉で説明されるよりも確かで鮮明な情報だった。 しかしひとつ奇妙な点があった。 それは赤ちゃんのおぼうしがあそこにあったことで当然わかるはずだったこと。 赤ちゃんの死が伝わってこなかった。 おぼうしからは決して死の匂いはしなかったのだ。 しかしそれだけでは赤ちゃんの無事を確信できるわけではない、死ぬ前に切り離されたのかもしれない。 それに今はまだ、成長していたとしても子供のはずのまりさの赤ちゃんのおぼうしが あんなに立派で大きいはずがない。 まりさはひどく混乱していた。 そんなまりさの様子を無視して、男はまりさを抱えたままある部屋に入った。 まりさが最初に目覚め、教育を受けたあの部屋である。 部屋の中はこれと言って目立った家具などはなく、 薄暗い室内には一台のパソコンモニタが煌々と明かりを放っていた。 男はまりさを無造作に床にほおる。 「ゆべぇっ」 餡子を吐き出し、弾力を失ってしまったまりさはそのままべちゃりと床に叩きつけられた。 男はパソコンの前のイスに座り、まりさを見下ろす。 「ゆっ…!」 そのときまりさは気づいてしまった。 男の目は再び、おぼうしをまりさにかぶせる瞬間のあの目をしていた。 まりさは体の奥からくる、ガクガクとした震えを止めることができなかった。 「…さて、どうしたもんか」 長い沈黙のあと、男がぽつりと言う。 「…めん…さい…ごべ…」 「ん?」 何かをぶつぶつと呟いていたまりさが、突然大声をあげる。 「ごべんなざいぃいいい!!」 まりさは先ほどまでの疑問よりも、ついに男の視線への恐怖に耐えられなくなってしまった。 「おぼうしかぶりたいなんていって、もうじわげありばぜんでじだぁああ、 ゆるじでぐだざいごじゅじんざばぁああああ!」 まりさは涙と涎をまき散らしながら顔面を床にこすりつけ必死に謝った。 このままでは殺されてしまうかもしれない、なんとか許してもらわなければ。 しかし、男の反応はまりさの予想していたものとはだいぶちがった。 「何を言っているんだお前は」 「ゆ?」 「べつにそんなことは、謝ることじゃないさ」 男の表情が一瞬和らぐ。 「別に俺はお前を責めようとしてるわけじゃない、 ただ、実験を次のステップに移行するかどうか、考えていただけさ」 「ゆゆゆ?」 まりさは『ご主人さま』が突然なにをいいはじめたのか理解できなかった。 「でもまぁいい、実際お前はよくやってくれた、ご褒美に全部教えてやろう」 まりさは男の”教える”という言葉で、先ほどのもやもやを思い出してしまった。 いてもたってもいられずに、男の言葉を遮ってまりさは声をあげる。 「まってください!やくそくは…おちびちゃんは ほんとうにゆっくりさせてもらっているんですか!?」 「ほう…」 男はそのまりさの言葉に”喜んでいた”。 「お前、それがわかったのは、あの帽子をかぶったときか?」 「ゆっ!そうです、まりさにはわかったんです!あれはおちびちゃんのものだよね!?」 興奮のあまりまりさは『まりさ』に戻ってしまっていた。 男がジロリとを睨みつける。 「おい、俺に約束を守っているのか確認する矢先に自分が約束を破るのか?」 「ゆぐっ!も、もうしわけありませんでした…」 「今回は見逃してやろう、大丈夫だ、お前が約束を守っている限り、 もちろん今でもお前のこどもは元気にゆっくりしているさ」 「ほ、ほんとうですか!?」 「あぁ、嘘は言っていない、近頃は友人もできたとか、実に幸せそうにしているよ」 「よ、よかった…でもそれならなんであのおぼうしが…」 「それを今から話そう」 その時まりさは思った、いまご主人さまはまるで子供のような目をしている。 事実男は喜々としていた、もうこの続きを話したくてしょうがなかったのだ。 -------------------------------------- 男は『ゆっくり』の未知に包まれた生態を研究する研究者だった。 研究のためにこの森のそばに居を構え、生態観察をしている途中にまりさと出会ったのだ。 そこで男はかねてから研究するつもりだったテーマの実験をすることにした。 それは『ゆっくりの能力と可能性』についてである。 もちろんできるだけ多くのゆっくりで実験するつもりではあったが、 実験体1号のまりさが思っていたよりもはるかに優秀であったために、長期的な実験に移行したのだ。 『ゆっくり』にはある程度の知能がある、しかし普段はほぼ本能のままに生きている。 その『ゆっくり』が種の本能を捨てて理性に傾くことができるのか、 という実験に対して、まりさはじつに優秀な成績を残した。 ただ一つ、お飾りを前にしたときに理性が揺らぎ本能が露呈してしまいはしたが、その程度は十分許容範囲であった。 『ゆっくりの能力』についての実験は成果は上々であったといえる。 そしてもう一つ『ゆっくりの可能性』についてである。 男はこれに始めに残した『まりさの子供』を使用していた。 現在様々な研究者により、ゆっくりの生物としての研究はかなり深いところまでされている。 クローン、移植、薬物反応など、多くの実験が行われ、様々な資料が出来上がっていた。 しかし中でも多くの研究者が手を焼いているのが『思い込みの力』である。 人間にも『思い込みの力』は存在している。 アスリートのトレーニングなどで利用されていたりするが、 『ゆっくり』のそれは、人間のものなどはるかに及ばない領域であった。 男が過去にみた実験報告では 『明らかに致死量の身体的欠損を受けていても、痛みを感じないようにしてやれば生きている』 『環境の変化などによって、本来ではありえない速度での進化と呼べる身体的特徴の変化が現れる』 など、さまざまなものがあった。 そこで男はある一つの実験を考え付いた。 それは、『ゆっくりがどこまで人間に近付くことができるか』である。 この実験は、わずかではあるがまりさにも適用されていた。 まりさは『ゆっくり』としての生活を経て教育され『ばあや』としての務めを果たすまでになることができた。 それを男は『まっさらな状態の実ゆ』に施したのだ。 生まれる前から『ゆっくり』ではなく『人間』としての環境を整え。 生まれてからも常に『人間』であることを意識させ、教育し、覚えこませた。 もちろんそれは強制的にではなく、あくまで自然に。 そう、『ゆっくり』としてではなく元々『人間』として。 胴体を移植し、衣食住を与え、人間としての教養、言葉づかい、生活を送らせる。 それが『マリサ』だった。 -------------------------------------- まりさはひどく消耗していた。 男からの真実の告白を受けた後、吐き出した餡の補給などの治療をしてもらい、部屋まで運んでもらった。 だがまりさの精神はもはやギリギリであった。 今まで『ばあや』と呼ばれ、『お嬢様』と慕っていたマリサが、まさか自分の子供だったなんて。 まりさのゆん生の中で、『胴つき』という『ゆっくり』がいることは、風の噂で知っていた。 しかしまりさの目に映るマリサは”人間そのもの”であった。 あの時すべての説明が終わった後、男は言った。 「お前たちは非常に優秀だったよ、元々は実験が終わったら実験材料は破棄する予定だったんだが 褒美にこれからも今の生活を続けさせてやろう、もちろん自分の意思で辞めるのであれば、止めはしない」 普通に考えれば願ってもいないことであろう。 実験体としての真実を伝えられても、今まで偽りだと気付かなかったとはいえ、 幸せなゆっくりとした毎日をこれからも続けていけるのだ。 しかしまりさは迷っていた。 それはつまり、まりさはマリサに自分を親であると伝えられないということだ。 いや、もしかしたら言ってしまえば楽になるかもしれない。 でも男は『約束』を無しにするとは言っていない、それにそれはマリサの『人間』としての幸せを奪うことになる。 まりさがマリサの親であるという真実を突き付けることは、 マリサの『マリサ』を全て否定してしまうと言っても過言ではないはずだ。 まりさはゆんゆん唸りながら眠れない夜を過ごした。 -------------------------------------- まりさがたっぷり詰まった餡子脳を捻りながら、ああでもないこうでもないとこうでもないと考えていると、 いつの間にか朝になってしまっていた。 (もうこんなじかん、おじょうさまをおこしにいかないと…) そう思ってまりさはハッとした、『ばあや』としての生活は実のところそれほど長くないはずなのに、 いつの間にかすっかり馴染んでしまっていたのだ。 ついさっきまで、親だ、子だ、ゆっくりだ、人間だと考えていた自分が少しだけおかしいと思ってしまった。 そしてまりさはゆっくりと静かに扉をくぐる。 「おはようございます、”おじょうさま”」 「ばあや!」 マリサはすでに起きていた、いや、眠っていなかったのだ。 マリサは真赤になった目をこすりながら、まりさを迎える。 「心配したんだから!」 「ごしんぱいかけてもうしわけありません、”ばあや”はだいじょうぶです」 「本当によかった…わたし、ばあやが死んじゃうんじゃないかって…」 マリサは寄ってきたまりさを抱きかかえ、強く抱擁した。 まりさは、マリサの温かい体に包まれながら、全てがほどけていく感じがした。 「やぁおはよう」 男が扉を開けて挨拶し、朝食を部屋に運ぶ。 一瞬体が強張る思いをしたまりさだったが、男は昨日した新しい『約束』を守ってくれるようだった。 (そうだ、きっとこのままでいい、”このまま”で…) まりさは思った。 自分はあの日、『まりさ』を捨てた日から、『ゆっくり』ではなくなってしまったのかもしれない。 『ゆっくり』としての”ゆっくり”はもう感じることはできないのかもしれない。 『ゆっくり』であることを否定し、親子の”業”を切られ。 そしてさらに偽りという深い霧に包まれて、”わたしたち”は『ばあや』と『お嬢様』と『ご主人さま』になった。 もう友達のちぇんもいない、好きだったれいむもいない、可愛がってもらったありすもいない。 野原を駆け回ることもできない、仲間と身を寄せ合う喜びも、ゆっくりを分かち合うこともできない。 でも『お嬢様』と『ご主人さま』と一緒にゆっくりとした毎日を送れることが、 いまの『自分』にとって、最高に『幸せ』なのだ。 食事の片づけをし、部屋を出て行こうとする男の背中にまりさが声をかけた。 「あの、ごしゅじんさま」 「どうした?」 男がゆっくりと振り返る、もう男の目から冷たい雰囲気は感じられなかった。 今までは『ゆっくり』など所詮実験動物としか見ていなかった。 しかしあまりに”2匹”は優秀すぎた。 孤独だった男にとっても、『ばあや』と『マリサ』は、かけがえのない『家族』に変わろうとしていた。 「やっぱりごしゅじんさまは、”かみさま”でした、どうかこれからも”わたしたち”をよろしくおねがいします」 まりさが自分のことを”かみさま”と例えた理由は男には分からなかったが、男はゆっくりと微笑んでいった。 「そうか、じゃあこれからも『マリサ』をよろしくな、『ばあや』」 「はい!」 男はマリサにも微笑みをかけて部屋を後にする。 どうしたの?と首を傾げるマリサに、ばあやは、なんでもありません、とかえす。 幸せな時間が、再びゆっくりと流れだした。 -------------------------------------- ある日、一匹の『ゆっくり』が寿命を迎え静かに息を引き取った。 ついに自分が親であると子に伝えることをしなかった『ゆっくり』は、しかし大変幸せそうに眠っていた。 ここはあるゆっくりとした森の一角のよく日のあたる綺麗な花が咲いた場所。 そこには『ばあやの墓』と刻まれた小さな墓標がひっそりとたたずんでいた。 森のゆっくり達の間ではそこは有名な場所になった。 なぜならそこには時々、体の大きな男の人と、きれいなかわいい女の人、”二人の人間さん”が訪れるからだった。 終わり
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初投稿&長いお話で申し訳ありませんが、以下の注意点を読んでお進みください。 この作品には、非常に頭の良いゆっくりが登場します。 独自の設定が多分に含まれている可能性があります。 愛ででも虐待でもない、ゆっくりを扱った物語です。 以上のことについてご了解いただけない場合は、不快な思いをする可能性があるため、 作品を読むことをおすすめいたしません。 なお作者はほかのSSをほとんど読んでいないので、ネタ被りなどがもしあった場合でも 気づいていない可能性があります。 もし感想を頂けるのであれば、その点に関してはこっそりと指摘していただければ幸いです。 それではお目汚しな点も多々ありますでしょうが、どうか楽しんでいただけたら幸いです。 ゆっくりしていってね! -------------------------------------- ここはとある”ゆっくり”の住む森。 ここにはゆっくりにとって、たくさんの食糧があり、気候も穏やか。 まさにゆっくりの楽園ともいえる環境で、多くの個体、多くの群れがゆっくりと幸せに日々を過ごしていた。 そんな森の一角に、今まさにふしあわせに息を引き取ろうとしている一匹の”ゆっくりまりさ”がいた。 「ゆっ…ゆっ…だれか…たす…」 声はかすれ、体も髪もお飾りもぼろぼろ。 その額からは植物型にんっしんっの証である茎が何本も生え、一つ一つに様々な個体がついていて 一目でしゅうっだんっれいぷされたものとわかる。 命からがら逃げてきたものの、もうあんよもぼろぼろ、余命いくばくも残されてはいないであろうまりさ。 それでもまりさは、最後の希望を求めて、ずーりずーりと、命を燃やして這いずっていた。 そしてまりさの命の灯が燃え尽きようとするその瞬間。 「なんだ、ずいぶん汚いゆっくりだな」 「ゆ…?」 まりさが疲労であまり見えない目を凝らすと、いつの間にかまりさの前に、大きな影が立っていた。 「にん…げん…さん?」 まりさが力無い声でそう尋ねると、目の前の影が 「そうだ、人間だ」 と、答えた。 まりさはまりさのおとうさんに、まりさがまだほんの小さいときに教えてもらったことを思い出した。 (にんげんさんは、すごくおおきくて、つよいんだよ、まりさたちのできないことがなんでもできるんだよ) (でもにんげんさんはこわいんだよ、もしであってもぜったいにさからっちゃいけないよ) どうせこのままでは死ぬのだ、まりさは自分の体に残った、最後の最後の力を振り絞って、叫んだ。 「おねがい…します!にんげんさん!どうか…まりさをゆっくりさせてください!」 しかし影は残酷だった。 「だめだ、それは出来ない、第一人間の俺が小汚いゆっくり一匹助けて何の得があるというんだ」 そんな!まりさは絶望した。 人間はなんて心の狭いゆっくりできない生き物なんだ。 だけどまりさは、叶わないとわかりながらも願わずにはいられなかった。 「おねがいじばず!まりさはどうなってもかまいません!せめてあかちゃんだけでもゆっくりさせてあげてください!」 その言葉に影が反応した。 「…その言葉は本当か?」 「ゆ…?」 「お前はどうなっても構わない、というのは本当か?」 「ほんとうです!」 まりさは心の底からそう思っていた。 どうせこのままでは死ぬのだ、ならばせめて、これから生きる命に精一杯ゆっくり生きてほしかった。 たとえれいぷされて生まれた子だとしても、まりさの大切な赤ちゃんなのだ。 「じゃあ、一匹だけだ、一匹だけ幸せにしてやろう」 「そんなっ」 「だめだ、選べなければ俺はこのまま立ち去る、なんならチビもろともお前をつぶしていってやっても構わないが…」 たしかにそれもゆっくりできるかもしれない。 いっそ苦しみの中で死ぬのならば…そのような考えがよぎりはしたが、 赤ちゃんの前にもたらされた一筋の光に、まりさはすがりたかった。 「わかりました…じゃあ、まりさとおなじ…まりさのあかちゃんを…」 まりさには、確信があった、たくさんの茎の中に一匹だけ実ったまりさ種、この赤ちゃんは特別だ。 ほかのれいぷされてできた個体とは違う何かを感じていた。 「いいだろう」 そういうと影は、ぬっと手をのばして、まりさ種が一匹だけ実っている茎を除き、すべてを引き抜いた。 「いだぁああああ!!!!」 中枢餡が引き裂かれるような痛みにまりさは気を失いそうになる。 引き抜かれ打ち捨てられた茎に実った個体は、すでに黒ずみ、早くも短すぎるゆん生に幕を下ろしていた。 影がひょいとまりさを抱き上げる。 「ではまりさ、赤ん坊の幸せと引き換えに、お前には、まりさをやめてもらう」 「ゆゆ…?」 まりさにはその言葉の意味がわからなかった。 しかしそんなまりさの反応をよそに、影はつづける。 「もし約束が守れないならば、お前は勿論赤ん坊の命も無いものと思え、 これがお前の赤ん坊、そしてお前の命を救う条件だ」 影はそういうとまりさを抱き上げたままゆっくりと歩き出した。 それでもまりさから見れば、群れ一番あんよが早かったちぇんの走りよりもずっとずっと早く感じた。 「わかり…ました…」 自分が約束を守りさえすれば、きっと人間さんはまりさを…あかちゃんをゆっくりさせてくれるだろう。 確信はできないけれど、きっと信じていれば叶う、そんな気がした。 まりさは、薄れゆく意識の中 ”かみさまがいるならきっとにんげんさんみたいなそんざいなんだろう” ゆっくりと、そうおもった。 まりさは目をとじる、辛かった出来事がゆっくりとまどろんでゆく。 そして一匹の”まりさ”の一生が、終わった。 -------------------------------------- 「おはようございます、おじょうさま」 「おはよう、ばあや」 今日も実にゆっくりとした挨拶ができた。 まりさは、いや、今は『ばあや』と呼ばれている『まりさ』だったゆっくりは、実に幸せに日々を過ごしていた。 あの日まりさが目を覚ますと、体にできていた無数の傷はすべて癒えていた。 まりさがいたのは今まで暮らしていた森ではなく、人間の住む家の一室だった。 はっきりと見えるようになった目で辺りを見渡すと、一人の男がまりさの方を見ていた。 この男が、まりさを助けてくれた”影”の正体だったのだ。 まりさが自分の頭に赤ちゃんの実っていた茎が無いことに気づき、男に尋ねると 男はすでに赤ん坊は生まれ、最高の環境で暮らしている、と説明を受けた。 一緒に暮らせないことは少々不満ではあったが、それでも赤ちゃんが幸せならば、それでいいとまりさは思った。 それからまりさは、男からいくつか質問を受け、それにゆっくりと答えて言った。 まりさはある群のゆっくりの中では、賢い個体だった。 というのも、おとうさんまりさ曰く、まりさのおとうさんのおとうさんのずーっとまえのおとうさんに その昔人間に買われていた飼いゆっくりで”きんばっちさん”という最高にゆっくりしているゆっくりがいたというのだ。 そのおかげでまりさの家族は、とても賢いゆっくりが多く、群の中でも頼りにされる存在だった。 しかしあの日、まりさが長をしていたぱちゅりーに反対的な意見をしたことがきっかけで反感を買い、 罰として家族全員、あるものは殺され、あるものはれいぷされたという。 そしてまりさは隙を見て逃げ出したはいいものの、頼るものも無く、森をさまよっていたところ、 男に発見された、ということだった。 最後に男は一つ確認の意味をこめてもう一度まりさに聞いた。 ---赤ちゃんの幸せのためなら全てを無くす覚悟があるか? まりさはそれに力強く頷いた。 元々死ぬところを助けてもらったのだ、今更何が起こっても怖くはない。 それどころか、まりさは赤ちゃんをゆっくりさせてくれる約束を守ってくれるなら、殺されても構わないとさえ思った。 そして男に飾りのおぼうしを奪われ、大好きだったおさげさんを切られ、 まりさは、『まりさ』であることを辞めさせられ、ただの『ゆっくり』になった。 それから長い長い時間、人間の時間にすると一か月ほど、 まりさは普通のゆっくりでは考えられないような訓練を受けた。 男の指導のもと、本を読み、文字を覚え、 ”ゆっくり”の本能を捨て、人間の常識を叩き込まれた。 元々賢い個体であったまりさは、見る見るうちに人間のパートナーとして恥ずかしくないような、 そんな人間の都合のいい『ゆっくり』になることができた。 訓練の内に、まりさは男のことを『ご主人さま』と呼ぶようになった。 そして訓練が終わった日、男はまりさにある命令をした。 「これからお前はある一人の”人間”の世話をしてもらう、お前にはそれだけの知識と知恵を与えたつもりだ」 そして通された部屋、男の住む家の中で、まりさがまだ入ったことがなかった部屋。 部屋の中には一人の少女が、ベッドの上に座っていた。 それがまりさと少女の出会いだった。 流れるような金色の髪、線の細い体、絵にかいたような美少女であった。 「まあ、かわいらしいお客さん、お父様、その子はだあれ?」 『お父様』と呼ばれた『ご主人さま』は、まりさを抱えあげて答えた。 「いつもいい子にしている『マリサ』に、お友達を連れてきてあげたよ」 ”マリサ”という単語にまりさはビクッと身を震わせた。 既に捨てたはずの自分の名前を呼ばれたのだ、しかしご主人さまの言葉に少女がゆっくりとほほ笑むのを見て、 あぁ、この子の名前が『マリサ』なのだ、とまりさは理解した。 「ねぇお父様、この子の名前は?」 「名前はまだ無いんだ、マリサがつけてやってくれ」 マリサは少しの間考えると、華が咲いたような笑顔をまりさに向けた。 「『ばあや』って呼んでもいいかしら、 この前読んだ絵本に出てきたお姫様のメイドさんがそう呼ばれていたのよ 私、あんなかわいいお姫様にあこがれているの」 「そうか、じゃあお前は『ばあや』だ、マリサと仲良くしてやってくれ」 男がそう言ってまりさをマリサに渡す。 この瞬間、まりさは『ただのゆっくり』から『ばあや』になった。 「よろしくね、ばあや」 「おじょうさま、ゆっくりよろしくおねがいします!」 マリサの胸に抱かれながらまりさは今までのゆん生の中で今が最高の瞬間だと感じることができた。 こうしてまりさの『ばあや』としてのゆん生が始まった。 まりさの仕事は単純なものだった。 朝起きると、マリサのいる部屋の人間用のドアの横にあるゆっくり用の扉から部屋に入り、マリサを起こす。 口で櫛を咥えてマリサの綺麗な髪の毛をとかすのが、まりさの日課だった。 そして一人と一匹は、男の作った手料理を食べ、ゆっくりとした時間を、 おしゃべりをしたり、一緒に本を読んだりして過ごした。 まりさはマリサに抱きかかえられて、髪をなでられながらゆっくりお話をするのが大好きだった。 まりさとマリサはすぐに打ち解け、まるで昔から連れ添った家族のような関係になることができた。 「ねえ、ばあや」 「なんでしょう」 「ばあやは、なんていう『ゆっくり』なの?」 「それは…」 まりさは困ってしまった、自分はすでに『まりさ』を捨てたのだ。 「ごめんなさい、聞いちゃいけなかったかしら」 「いえ、そんなことはないんです」 まりさは、昔自分が『まりさ』だったころの話をした。 温かい家族に生まれたこと、友達と一緒に野山を駆け回ったこと。 とてもゆっくりした日々を過ごしていたけれど 『ある理由』があって、ご主人さまに拾われ、今の生活がある、ということ。 まりさがゆっくりと話終えると、マリサは『まりさ』に興味をひかれたようだった。 「ばあやは『まりさ』っていうゆっくりだったのね、でもご本でしか見たことがないけれど 『ゆっくりまりさ』はばあやと見た目が違ったはずだわ」 「ばあやはごしゅじんさまにひろわれたときに、『まりさ』をやめました、いまは『ゆっくりばあや』でございます」 「ふぅん、よくわからないわ、ばあやはオトナなのね」 そういってマリサはまりさの頭をゆっくりとなでる。 「でもマリサのお友達が『まりさ』だなんて、運命を感じちゃうわ、素敵」 マリサは窓の外を見ながら少しさみしそうに言った。 「でもいいなぁ、ばあやは、お外を走り回れるのね」 「おじょうさま?」 「私ね、足が不自由なの、だからベッドで生活してるのよ」 「そうなんですか…」 まりさはなんだか申し訳ない気持ちになって、うつむいてしまった。 「でもお父様は立派なお医者様なの、いつか私の足を治してくれるって言ってくれたわ。 だから、私が歩けるようになったら一緒にお外であそんでくれる?」 「もちろんです!」 まりさはマリサのことが大好きだった。 なんだかついこの間初めて会ったような気がしないのだ。 自分はこんなにゆっくりしているけれど、あの時別れたおちびちゃんはゆっくりしているだろうか。 もう二度と会えないかもしれないけれども、まりさはそれでもいいとおもった。 きっとご主人さまは、まりさが言いつけを守ってここで生活している限り約束は守ってくれるだろう。 そしてその生活が決して苦などではなく、むしろ幸せそのものだったのだ。 この幸せに比べれば、『ゆっくりまりさ』としてのつまらない意地… お飾りがないことや、本能を抑えることなど雑作もないことだった。 おちびちゃんに注いであげれなかった愛情を、おじょうさまに注ごう。 心の底からそう思うことができた。 そう、あの時までは。 -------------------------------------- ある日、それはほんの些細な出来事。 いつものようにまりさがマリサを起こし、 ゆっくりが扱えるように改造されたクローゼットを開けて着替えを出している時。 まりさはクローゼットの奥の方に、あるものを見つけた。 それは立派な、とてもゆっくりできるおぼうし。 ゆっくりまりさが被っている山高帽にそっくりな、とても大きなおぼうしだった。 その日一日まりさは落ち着くことができず、ずっとそわそわしていた。 あのおぼうしが気になるのだ。 大好きな絵本をマリサと一緒に見ている時も、おいしいごはんさんを食べてゆっくりしているはずの時も。 片時もおぼうしの事が頭から離れなかった。 マリサがまりさの様子を不審に思い、どうしたのかと聞いたときは 「なんでもありません、おじょうさま」 と、答えたものの、内心は全くゆっくりしていなかった。 夜も更け、まりさはマリサの部屋を出、自分の寝床に戻っても、ずっと考えていた。 おかしい、自分は『ゆっくりまりさ』であることを否定したはずなのに。 だけどあのおぼうしを被ってみたい、自分のおぼうしではないにせよ、 『ゆっくりまりさ』にとってお飾りの山高帽は時に命よりも大事な”自己の象徴”だった。 あのおぼうしのことを考えれば考えるほど、作り上げられた『ばあや』の壁がぼろぼろと崩れ 自分にはもう必要ないはずの『ゆっくり』としての『まりさ』が声をあげているような錯覚さえ覚えた。 まりさは自分の中に、酷く濁った醜いものがぐるぐると渦巻いていくように感じた。 まりさが悶々としていると、マリサの部屋から物音が聞こえてきた。 眠れないまりさは音の正体を確かめるために、なるべく音をたてないようにゆっくりとマリサの部屋の前まできた。 まりさは部屋の前で立ち止まると、扉に身を寄せて中から聞こえてくる音に集中した。 中から聞こえてきたのは、男と女の声だった、どうやら『ご主人さま』が『お嬢様』に夜の挨拶に来たらしい。 実のところまりさとマリサ、それに男の三人、この家の住人全てが同じ空間にいるのはあまり多くない。 まりさはこの機会に自分の悩みを解決してもらおうと思った。 まりさがゆっくり用の扉から静かに部屋の中に入ると、先に部屋にいた二人の視線が集中した。 「しつれいします」 「なんだ、お前か」 「あら、ばあや、どうかしたの?」 「じつは…」 まりさは昼間クローゼットの中に入っていたおぼうしを見たこと。 そしてそれが気になってしまって眠れないことを話した。 「なんだ、そんなことか」 まりさは男のその言葉が意外だった。 てっきり『ゆっくりまりさ』を捨てることを誓ったのに、おぼうしに執着してしまうことを罵られるかと思っていた。 そして、もしかしたら幻滅され、自分は捨てられてしまうかもしれない、そんな考えさえあった。 なのであっけなく、そんなこと、と言われ、まりさはつい自分の些細な願望を口にだしてしまった。 「もしよろしければ、おぼうしをすこしだけでいいので、かぶらせてもらえませんか」 その言葉を口にした瞬間、男は少し眉をひそめた、が、何も言わなかった。 やはり言うべきではなかったかもしれない。 まりさはそう思ったが、今度は今まで黙っていたマリサが口を開いた。 「いいわ、あのおぼうしはお父様が私にプレゼントしてくれたものだけど 私はかぶってお外には出られないし、ばあやが気に入ったのなら、プレゼントしてもいいのよ」 マリサはそういうと男の方を向いて 「お父様は、それでもいいかしら」 といった。 男は「マリサがそういうなら、俺は構わないよ」と言って、クローゼットから”あのおぼうし”を取り出した。 まりさは内心喜々としていた、おぼうしを貰おうなどとは思っていなかったものの、 こうも簡単に自分の願いがかなったのだ。 「ありがとうございます!」 まりさは大きく喜びの声をあげると、自分の方に歩いてくる男の方を向き、顔をあげた。 しかしその瞬間、まりさはその喜びを、いや、なんて愚かな提案をしてしまったのかと後悔することとなる。 怖い!まりさの本能が即座に警鐘を鳴らした。 まりさの目に映った男の目は、ひどく冷めた、まるで虫けらでも見るような目だった。 先ほどまでのやさしくマリサに接する男とはまるで別人のようだった。 しかし逃げ出すことは許されない。 自らが望んだおぼうしを被せてもらうという行為は、 まるで死神の振り下ろす鎌に襲われるような錯覚に変わってしまった。 まりさはギュッと目を瞑ってその時を待った。 マリサはまりさのそんな気持ちには気づくはずもなく、にこにことその様子をほほえましそうに見守っている。 そしてゆっくりとまりさの頭に、おぼうしが乗った。 「!!!!!!!!!!」 その瞬間、とても言葉にはできない感覚がまりさを襲った。 「うわあぁあああああああ!!!うぶっ!ゆげぇぇ!!!!」 あまりの混乱にまりさは口から猛烈な勢いで餡子を吐き出す。 「えっ!どうしたの!?ばあや、大丈夫!?」 マリサはあまりの突然の出来事に驚きを隠せないでいる。 しかし男は冷静に、まりさからおぼうしを取ると、おぼうしをマリサに預け、 餡子を吐き出すまりさを抱きかかえた。 「原因はわからないけれど、俺はばあやの治療をするよ」 男がそういうとマリサは不安そうな顔をした。 「ねぇお父様、ばあやは本当に大丈夫?しんじゃったりしないわよね!?」 「あぁ、きっと大丈夫さ、明日には元気になるよ、お父さんもがんばるから、マリサはゆっくりおやすみ」 男がまりさの髪をそっとなでると、マリサは「はい…」と一言だけいって、枕に頭を埋めた。 「本当に大丈夫かしら…」 マリサはまりさが豹変した原因であろう自分のおぼうしを抱きしめたまま、 男とまりさが部屋を出るまでずっと視線をはずせずにいた。 そしてゆっくりと扉が閉まる。 部屋に取り残されたのは、一人の少女と、何事もなかった静寂だけだった。 あんな出来事があった後にすぐには寝付けず、マリサは男の言いつけをやぶり、ゆっくりと体を起こした。 「お父様からもらったおぼうし…」 先ほどは”ばあやにプレゼントする”とまでいったおぼうしだったが、このおぼうしはマリサの宝物でもあった。 父から初めて貰ったプレゼントなのだ。 マリサはこのおぼうしを被って、父と外を散歩するのが楽しみだった。 ゆっくりとマリサはおぼうしを頭にのせる。 それだけでなぜか心があったかくなるような、満たされるような、不思議な心地になった。 マリサはこのおぼうしが本当に大好きだった。 それだけにまりさのあの反応には、疑問が残った。 本で読んだ知識では、『ゆっくりまりさ種』は、このおぼうしと非常によく似たお飾りをつけているはずだった。 なので、自分は『ゆっくりまりさ』だった、と教えてくれたばあやはきっと気に入ってくれるはず、そう思ったのに。 「無事でいて…」 マリサには、ただただまりさの無事を祈ることしかできなかった。 -------------------------------------- 「どうして…どうじで…」 部屋から出たあとまりさはずっとその言葉を繰り返していた。 あのおぼうしを被った瞬間まりさを襲ったもの、 それはある強烈なひとつの情報だった。 あのおぼうしは赤ちゃんのもの… 言葉で教えられたわけではない、しかしまりさははっきりとそれを確信していた。 おぼうしが教えてくれたのだ。 おぼうしを被って、おぼうしから伝わってきた、言葉で説明されるよりも確かで鮮明な情報だった。 しかしひとつ奇妙な点があった。 それは赤ちゃんのおぼうしがあそこにあったことで当然わかるはずだったこと。 赤ちゃんの死が伝わってこなかった。 おぼうしからは決して死の匂いはしなかったのだ。 しかしそれだけでは赤ちゃんの無事を確信できるわけではない、死ぬ前に切り離されたのかもしれない。 それに今はまだ、成長していたとしても子供のはずのまりさの赤ちゃんのおぼうしが あんなに立派で大きいはずがない。 まりさはひどく混乱していた。 そんなまりさの様子を無視して、男はまりさを抱えたままある部屋に入った。 まりさが最初に目覚め、教育を受けたあの部屋である。 部屋の中はこれと言って目立った家具などはなく、 薄暗い室内には一台のパソコンモニタが煌々と明かりを放っていた。 男はまりさを無造作に床にほおる。 「ゆべぇっ」 餡子を吐き出し、弾力を失ってしまったまりさはそのままべちゃりと床に叩きつけられた。 男はパソコンの前のイスに座り、まりさを見下ろす。 「ゆっ…!」 そのときまりさは気づいてしまった。 男の目は再び、おぼうしをまりさにかぶせる瞬間のあの目をしていた。 まりさは体の奥からくる、ガクガクとした震えを止めることができなかった。 「…さて、どうしたもんか」 長い沈黙のあと、男がぽつりと言う。 「…めん…さい…ごべ…」 「ん?」 何かをぶつぶつと呟いていたまりさが、突然大声をあげる。 「ごべんなざいぃいいい!!」 まりさは先ほどまでの疑問よりも、ついに男の視線への恐怖に耐えられなくなってしまった。 「おぼうしかぶりたいなんていって、もうじわげありばぜんでじだぁああ、 ゆるじでぐだざいごじゅじんざばぁああああ!」 まりさは涙と涎をまき散らしながら顔面を床にこすりつけ必死に謝った。 このままでは殺されてしまうかもしれない、なんとか許してもらわなければ。 しかし、男の反応はまりさの予想していたものとはだいぶちがった。 「何を言っているんだお前は」 「ゆ?」 「べつにそんなことは、謝ることじゃないさ」 男の表情が一瞬和らぐ。 「別に俺はお前を責めようとしてるわけじゃない、 ただ、実験を次のステップに移行するかどうか、考えていただけさ」 「ゆゆゆ?」 まりさは『ご主人さま』が突然なにをいいはじめたのか理解できなかった。 「でもまぁいい、実際お前はよくやってくれた、ご褒美に全部教えてやろう」 まりさは男の”教える”という言葉で、先ほどのもやもやを思い出してしまった。 いてもたってもいられずに、男の言葉を遮ってまりさは声をあげる。 「まってください!やくそくは…おちびちゃんは ほんとうにゆっくりさせてもらっているんですか!?」 「ほう…」 男はそのまりさの言葉に”喜んでいた”。 「お前、それがわかったのは、あの帽子をかぶったときか?」 「ゆっ!そうです、まりさにはわかったんです!あれはおちびちゃんのものだよね!?」 興奮のあまりまりさは『まりさ』に戻ってしまっていた。 男がジロリとを睨みつける。 「おい、俺に約束を守っているのか確認する矢先に自分が約束を破るのか?」 「ゆぐっ!も、もうしわけありませんでした…」 「今回は見逃してやろう、大丈夫だ、お前が約束を守っている限り、 もちろん今でもお前のこどもは元気にゆっくりしているさ」 「ほ、ほんとうですか!?」 「あぁ、嘘は言っていない、近頃は友人もできたとか、実に幸せそうにしているよ」 「よ、よかった…でもそれならなんであのおぼうしが…」 「それを今から話そう」 その時まりさは思った、いまご主人さまはまるで子供のような目をしている。 事実男は喜々としていた、もうこの続きを話したくてしょうがなかったのだ。 -------------------------------------- 男は『ゆっくり』の未知に包まれた生態を研究する研究者だった。 研究のためにこの森のそばに居を構え、生態観察をしている途中にまりさと出会ったのだ。 そこで男はかねてから研究するつもりだったテーマの実験をすることにした。 それは『ゆっくりの能力と可能性』についてである。 もちろんできるだけ多くのゆっくりで実験するつもりではあったが、 実験体1号のまりさが思っていたよりもはるかに優秀であったために、長期的な実験に移行したのだ。 『ゆっくり』にはある程度の知能がある、しかし普段はほぼ本能のままに生きている。 その『ゆっくり』が種の本能を捨てて理性に傾くことができるのか、 という実験に対して、まりさはじつに優秀な成績を残した。 ただ一つ、お飾りを前にしたときに理性が揺らぎ本能が露呈してしまいはしたが、その程度は十分許容範囲であった。 『ゆっくりの能力』についての実験は成果は上々であったといえる。 そしてもう一つ『ゆっくりの可能性』についてである。 男はこれに始めに残した『まりさの子供』を使用していた。 現在様々な研究者により、ゆっくりの生物としての研究はかなり深いところまでされている。 クローン、移植、薬物反応など、多くの実験が行われ、様々な資料が出来上がっていた。 しかし中でも多くの研究者が手を焼いているのが『思い込みの力』である。 人間にも『思い込みの力』は存在している。 アスリートのトレーニングなどで利用されていたりするが、 『ゆっくり』のそれは、人間のものなどはるかに及ばない領域であった。 男が過去にみた実験報告では 『明らかに致死量の身体的欠損を受けていても、痛みを感じないようにしてやれば生きている』 『環境の変化などによって、本来ではありえない速度での進化と呼べる身体的特徴の変化が現れる』 など、さまざまなものがあった。 そこで男はある一つの実験を考え付いた。 それは、『ゆっくりがどこまで人間に近付くことができるか』である。 この実験は、わずかではあるがまりさにも適用されていた。 まりさは『ゆっくり』としての生活を経て教育され『ばあや』としての務めを果たすまでになることができた。 それを男は『まっさらな状態の実ゆ』に施したのだ。 生まれる前から『ゆっくり』ではなく『人間』としての環境を整え。 生まれてからも常に『人間』であることを意識させ、教育し、覚えこませた。 もちろんそれは強制的にではなく、あくまで自然に。 そう、『ゆっくり』としてではなく元々『人間』として。 胴体を移植し、衣食住を与え、人間としての教養、言葉づかい、生活を送らせる。 それが『マリサ』だった。 -------------------------------------- まりさはひどく消耗していた。 男からの真実の告白を受けた後、吐き出した餡の補給などの治療をしてもらい、部屋まで運んでもらった。 だがまりさの精神はもはやギリギリであった。 今まで『ばあや』と呼ばれ、『お嬢様』と慕っていたマリサが、まさか自分の子供だったなんて。 まりさのゆん生の中で、『胴つき』という『ゆっくり』がいることは、風の噂で知っていた。 しかしまりさの目に映るマリサは”人間そのもの”であった。 あの時すべての説明が終わった後、男は言った。 「お前たちは非常に優秀だったよ、元々は実験が終わったら実験材料は破棄する予定だったんだが 褒美にこれからも今の生活を続けさせてやろう、もちろん自分の意思で辞めるのであれば、止めはしない」 普通に考えれば願ってもいないことであろう。 実験体としての真実を伝えられても、今まで偽りだと気付かなかったとはいえ、 幸せなゆっくりとした毎日をこれからも続けていけるのだ。 しかしまりさは迷っていた。 それはつまり、まりさはマリサに自分を親であると伝えられないということだ。 いや、もしかしたら言ってしまえば楽になるかもしれない。 でも男は『約束』を無しにするとは言っていない、それにそれはマリサの『人間』としての幸せを奪うことになる。 まりさがマリサの親であるという真実を突き付けることは、 マリサの『マリサ』を全て否定してしまうと言っても過言ではないはずだ。 まりさはゆんゆん唸りながら眠れない夜を過ごした。 -------------------------------------- まりさがたっぷり詰まった餡子脳を捻りながら、ああでもないこうでもないとこうでもないと考えていると、 いつの間にか朝になってしまっていた。 (もうこんなじかん、おじょうさまをおこしにいかないと…) そう思ってまりさはハッとした、『ばあや』としての生活は実のところそれほど長くないはずなのに、 いつの間にかすっかり馴染んでしまっていたのだ。 ついさっきまで、親だ、子だ、ゆっくりだ、人間だと考えていた自分が少しだけおかしいと思ってしまった。 そしてまりさはゆっくりと静かに扉をくぐる。 「おはようございます、”おじょうさま”」 「ばあや!」 マリサはすでに起きていた、いや、眠っていなかったのだ。 マリサは真赤になった目をこすりながら、まりさを迎える。 「心配したんだから!」 「ごしんぱいかけてもうしわけありません、”ばあや”はだいじょうぶです」 「本当によかった…わたし、ばあやが死んじゃうんじゃないかって…」 マリサは寄ってきたまりさを抱きかかえ、強く抱擁した。 まりさは、マリサの温かい体に包まれながら、全てがほどけていく感じがした。 「やぁおはよう」 男が扉を開けて挨拶し、朝食を部屋に運ぶ。 一瞬体が強張る思いをしたまりさだったが、男は昨日した新しい『約束』を守ってくれるようだった。 (そうだ、きっとこのままでいい、”このまま”で…) まりさは思った。 自分はあの日、『まりさ』を捨てた日から、『ゆっくり』ではなくなってしまったのかもしれない。 『ゆっくり』としての”ゆっくり”はもう感じることはできないのかもしれない。 『ゆっくり』であることを否定し、親子の”業”を切られ。 そしてさらに偽りという深い霧に包まれて、”わたしたち”は『ばあや』と『お嬢様』と『ご主人さま』になった。 もう友達のちぇんもいない、好きだったれいむもいない、可愛がってもらったありすもいない。 野原を駆け回ることもできない、仲間と身を寄せ合う喜びも、ゆっくりを分かち合うこともできない。 でも『お嬢様』と『ご主人さま』と一緒にゆっくりとした毎日を送れることが、 いまの『自分』にとって、最高に『幸せ』なのだ。 食事の片づけをし、部屋を出て行こうとする男の背中にまりさが声をかけた。 「あの、ごしゅじんさま」 「どうした?」 男がゆっくりと振り返る、もう男の目から冷たい雰囲気は感じられなかった。 今までは『ゆっくり』など所詮実験動物としか見ていなかった。 しかしあまりに”2匹”は優秀すぎた。 孤独だった男にとっても、『ばあや』と『マリサ』は、かけがえのない『家族』に変わろうとしていた。 「やっぱりごしゅじんさまは、”かみさま”でした、どうかこれからも”わたしたち”をよろしくおねがいします」 まりさが自分のことを”かみさま”と例えた理由は男には分からなかったが、男はゆっくりと微笑んでいった。 「そうか、じゃあこれからも『マリサ』をよろしくな、『ばあや』」 「はい!」 男はマリサにも微笑みをかけて部屋を後にする。 どうしたの?と首を傾げるマリサに、ばあやは、なんでもありません、とかえす。 幸せな時間が、再びゆっくりと流れだした。 -------------------------------------- ある日、一匹の『ゆっくり』が寿命を迎え静かに息を引き取った。 ついに自分が親であると子に伝えることをしなかった『ゆっくり』は、しかし大変幸せそうに眠っていた。 ここはあるゆっくりとした森の一角のよく日のあたる綺麗な花が咲いた場所。 そこには『ばあやの墓』と刻まれた小さな墓標がひっそりとたたずんでいた。 森のゆっくり達の間ではそこは有名な場所になった。 なぜならそこには時々、体の大きな男の人と、きれいなかわいい女の人、”二人の人間さん”が訪れるからだった。 終わり 挿絵:我慢あき 挿絵:にとりあき
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盾・兜一覧盾 兜 装備可能者一覧盾装備 兜装備 装飾品 盾・兜一覧 盾 耐性の解説⇒耐性のある防具 特殊効果の解説⇒特殊効果のある防具 名称 守備力 値段 売値 耐性・特殊効果 はめつのたて ×0 4,200 2,100 呪われる。守備力が0に。メラ・ギラ・バギ・ヒャドのダメージ+20 おなべのふた 2 40 20 かわのたて 4 70 35 うろこのたて 7 180 90 フラワーパラソル 8 1,000 500 せいどうのたて 11 370 185 てつのたて 16 720 360 ブレスダメージを4軽減 マジックシールド 22 3,400 1,700 炎、メラ系・ギラ系のダメージを7軽減 ドラゴンシールド 30 7,100 3,550 ブレスダメージを10軽減 ふうじんのたて 35 4,700 2,350 使うと敵全体にニフラムの効果。ブレスダメージを10軽減 ダークシールド 37 非売品 4,900 使うと使用者にマホキテの効果 おおきなメダル 40 非売品 ─ ほのおのたて 40 17,000 8,500 氷、ヒャド系のダメージを15軽減 ちからのたて 45 25,000 12,500 使うと使用者にベホイミの効果 オーガシールド 48 非売品 9,900 ブレスダメージを10軽減 みかがみのたて 55 33,000 16,500 炎、メラ系・ギラ系のダメージを15軽減 てんくうのたて 60 非売品 ─ 使うと使用者にマホカンタの効果。ブレスダメージを15軽減 ひかりのたて 65 非売品 ─ ブレスダメージを20軽減 メタルキングのたて 70 50メダル 12,500 ラリホー・メダパニ・マヌーサ・マホトーン耐性 上へ 兜 耐性の解説⇒耐性のある防具 特殊効果の解説⇒特殊効果のある防具 名称 守備力 値段 売値 耐性・特殊効果 かわのぼうし 2 65 32 とんがりぼうし 3 70 35 きのぼうし 6 120 60 かいがらぼうし 7 150 75 ヘアバンド 7 150 75 けがわのフード 11 400 200 ぎんのかみかざり 14 450 225 てつかぶと 16 1,100 550 シルクハット 20 2,000 1,000 てっかめん 25 3,500 1,750 かぜのぼうし 28 5,000 2,500 使うと《キメラのつばさ》の効果 サタンヘルム 30 非売品 4,250 シルクのヴェール 30 非売品 ─ レヌールのおうかん 30 非売品 ─ しあわせのぼうし 35 非売品 4,500 歩くとMPが回復 ちりょくのかぶと 40 13,000 6,500 かしこさ+15 おうごんのティアラ 45 非売品 ─ ラリホー・メダパニ・マホトーン・ザキの成功率を1/2に グレートヘルム 45 20,000 10,000 てんくうのかぶと 50 非売品 ─ たいようのかんむり 60 非売品 ─ メガンテ無効 メタルキングヘルム 70 非売品 15,000 上へ 装備可能者一覧 盾装備 主=主人公,ビ=ビアンカ,フ=フローラ,デ=デボラ,男=男の子,女=女の子,サ=サンチョ,ピ=ピピン,ヘ=ヘンリー アルファベットは、装備できるモンスターのグループを表す。⇒モンスターの装備系統表 色付きは各装備グループの最大守備力の盾 名前 主 ビ フ デ 男 女 サ ピ ヘ A B C D E F G H I J K L M N O P はめつのたて 主 - - - 男 - サ ピ - - - C - E - - - - J - L M N O - おなべのふた - ビ フ - - 女 サ - ヘ - B - - - - - H - - - - - - - P かわのたて 主 ビ フ - 男 女 サ ピ ヘ - - C - E - G H - J - L M N O P うろこのたて 主 ビ フ - 男 女 サ ピ ヘ - - C - E - G H - J - L M N O P フラワーパラソル - - - デ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - せいどうのたて 主 - - - 男 - サ ピ ヘ - - C - E - - - - J - L M N O P てつのたて 主 - - - 男 - サ ピ ヘ - - C - E - - - - J - L M N O - マジックシールド 主 - - - 男 - - - - - B - - E - - - - - - - M N - - ドラゴンシールド 主 - - - 男 - - ピ - - - C - E - - - - J - L M N - - ふうじんのたて 主 - - - 男 - サ - - - - - - E - - - - - - - - N - - ダークシールド - - - - - - - - - - - - - E - G - - J - - M N - P おおきなメダル - - - - - - サ - - - - C - - - - - - - - - - - - - ほのおのたて 主 - - - 男 - - ピ - - - C - - - - - - - - L - - O - ちからのたて 主 - - - 男 - - - - - - - - E - - - - - - - - - - - オーガシールド 主 - - - - - サ - - - - C - E - - - - J - - M N - - みかがみのたて 主 - - - 男 女 - - - - B - - E - - - - - - - M - - - てんくうのたて - - - - 男 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ひかりのたて 主 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - メタルキングのたて 主 - - - 男 - サ ピ - - B C - E - - - - J - - M N - P 名前 主 ビ フ デ 男 女 サ ピ ヘ A B C D E F G H I J K L M N O P 上へ 兜装備 主=主人公,ビ=ビアンカ,フ=フローラ,デ=デボラ,男=男の子,女=女の子,サ=サンチョ,ピ=ピピン,ヘ=ヘンリー アルファベットは、装備できるモンスターのグループを表す。⇒モンスターの装備系統表 色付きは各装備グループの最大守備力の兜 名前 主 ビ フ デ 男 女 サ ピ ヘ A B C D E F G H I J K L M N O P かわのぼうし 主 ビ フ - 男 女 サ ピ ヘ A - C - E - G H - J K L M N O P とんがりぼうし - - - - - - サ - - - B - D - F - - - - K - - - - - きのぼうし 主 - - - - - サ ピ ヘ A - C - E - - H - J - L M N O P かいがらぼうし - - - - - - - - - - B - D - - - - - - - - - - - - ヘアバンド - ビ フ デ - 女 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - けがわのフード 主 ビ フ - 男 女 - - - - - - - - - G - - - K - - - - - ぎんのかみかざり - ビ フ デ - 女 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - てつかぶと 主 - - - 男 - サ ピ ヘ A - C - E - - H - J - L M N O P シルクハット - - - - - - サ - - - B - D - F G - I - K - - - - - てっかめん 主 - - - 男 - - ピ ヘ - - C - E - - - - J - - M N O P かぜのぼうし - ビ フ - - 女 - - - - B - D - - - H - - K L - - - - サタンヘルム - - - - - - - - - - - - - - - G - - J - - M N - P シルクのヴェール - ビ フ デ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - レヌールのおうかん 主 - - - 男 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - しあわせのぼうし - ビ フ - - 女 サ - - A B - - - - - - - - - - - - - - ちりょくのかぶと 主 - - - 男 - - ピ - - - C - E F - - - J - L - - - P おうごんのティアラ - ビ フ デ - 女 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - グレートヘルム 主 - - - 男 - サ ピ - A - C D E - - H - J - - M N O - てんくうのかぶと - - - - 男 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - たいようのかんむり 主 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - メタルキングヘルム 主 ビ - - 男 - サ ピ - A B C - E - - - - J - - M N - P 名前 主 ビ フ デ 男 女 サ ピ ヘ A B C D E F G H I J K L M N O P 上へ 装飾品 ⇒特殊効果のある防具 トップページへ戻る
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ランボーを負かすAIM力の持ち主。 恐らくCZ最強!